2008年10月16日
天皇杯の試合後のこと

日曜日の天皇杯の水戸戦の試合後の件について、黒部選手の方からサポーターの皆さんにどうしても早めに謝罪したいという流れで昨日会って来ました。
自分自身は、ホームの水戸戦でああいう内容であんな負け方したんで、腹が立って試合終了と同時に上部の席の方に上がっていたんで、上の方から一連の出来事を見ていたんだけど、クロもプロとして絶対にやってはいけない行為だったし、本人も直後はかなり興奮して熱くなっていた様子だったみたいで、一日たって冷静に考えてサポーター全体に対して大変申し訳ないことをしてしまったということだった。
クロ自身の言い分も聞いた。
試合中から罵声を飛ばし続けたサポーターも選手個人に対して傷つくような罵声は言葉を選ばないといけないと思ったし、お金を払って見に来ているサポーターだったら、一人の人間に対して何を言ってもいいのか?という議論にもなると思うし、プロだから何を言われても我慢しないといけない部分との一定の境界線のラインを超えてしまってああいう出来事になってしまったと思う。
しかしいずれにせよ、クロのやってしまった行為はプロとして絶対にやってはいけない行為だし、自分も見たくない光景だった。
彼自身もそのことに対して反省しサポーターの皆さんに大変申し訳ない気持ちを伝えてくれたらいうことだった。
とにかくクロも色々と考えた上で、どうにかしてサポーターにその気持ちを伝えたかったようだった。
自分もサポーターとして伝えたことは、やはりアビスパに入る前から元日本代表という期待を背負ってのポジションも点を取らなければならないFWというポジションなので、周囲からの期待度や要求も普通の選手とは比べものにならないぐらい違うわけだし、他の選手以上に叱咤激励されるポジションの選手だという話はした。
前回のノリにも話したことがあったけど、ああなってしまうと選手が損してしまうし、そこまでの選手になってしまうという話もした。
期待の裏返しが、今回のように必要以上に本人を傷つけてしまうこともあるので、選手とサポーターが信頼できる関係を築いていけたらと強く思った。
その温かく厳しくというバランスが非常に難しいけどね。。。
一番大事なことは、そこ(言葉)に愛があるかどうかだと思う。
特に博多はそういう土地柄でもあるし。
とにかく最後にクロが自分に話したのは、残りのシーズンの試合数が少なくなって来たけど、ようやく試合に出れるチャンスを掴んで来たんで、アビスパサポーターの為にもゴールを狙い、どうにかチームに貢献したいということだった。
今回の件は、いろんな意味で後味が悪かったけど、クロ自身が一番苦しんで理解していると思うので、後引きずることなくクロを後押し出来ればと思います。
厳しい言い方だけど、『声援はプレーで勝ち取れ!』
これは、自分が長年ずっとサポーターをやって来ての信念というか自分のスタンスです。
最近は、結果も出してないのにパフォーマンスや人気が先行して勘違いしている選手も多いんで、特にそう思うことがあります。
自分がクロに対する思いは、以前ここに書いた通りです。
残り試合少なくなったけど、クロの活躍を期待したいと思います。
自分がブログでこういうことを書くのもどうかと思ったけど、少しでもクロのサポーターへの思いを伝えればと思って書きました。
せっかく、ワンちゃんやジャンボたちの存在で選手とサポーターの関係がファミリアな感じになってきたので、この関係は博多の森の雰囲気に一番大切なものだと感じています。
とにかく今回の件は、早めにクロと話せて良かったと思います。
Posted by KEIGO YAMAMAOTO at 01:40
│アビスパ福岡